哲学者サッカー
(字幕付きはニコニコにあるけど、とりあえずここでは公式動画へのリンクにしておく)
モンティ・パイソンの人気作の一つ。とりあえず何も考えなくても笑える。
しかし、そこは哲学。よくわからないネタを調べ出すと上級者向けになる。
というわけで分かったところだけメモ。
テキストはhttp://www.textfiles.com/media/SCRIPTS/germanを参照。
- 放送された1972年はドイツでオリンピックがあった。ロケ地はミュンヘンのオリンピックスタジアム。
- ドイツチームのベッケンバウアーは本物のサッカー選手。「強い者が勝つのではない、勝った者が強いのだ」などの名言を残している*1。
- ギリシャチームのキーパープラトン(原文で「Plato's in goal」):プラトンは西洋哲学の源流*2
- スイーパーがアリストテレス:スイーパー≒センターバック。ディフェンスの一番後ろ、キーパーの前。プラトンの弟子がアリストテレス。
- 審判たち:ギリシャ(古代)とドイツ(近現代)に対し、中世とアジアから採用していて中立。
- 主審の孔子:「Confucius」というラテン語表記がある。哲学はラテン語と縁が深い。
- 線審2名:神学者兼哲学者(神といえば審判?)
- マルクスと交代するウィトゲンシュタイン:ウィトゲンシュタインは「論考」を書いた後、教師に転職し哲学を離れた時期がある
- アルキメデス「ユリイカ!」:有名なセリフ
- 字幕には出ていないが、ギリシャが得点して歓声があがったとき、「Greeks are going mad」て言ってる。(going mad=熱狂する)
- マルクスはオフサイドを主張:一番(唯一?)実用的な考えの人がマルクス。
- 最後の一文「キャプテンのソクラテスはかつてない会心のゴールでした(Socrates the captain who scored what was probably the most important goal of his career)」→ソクラテス自身は著作を残していない