100均で要注意だと思ったもの

基本的に100均はお得だと思っている。ただ、たくさんの品があれば当然当たりはずれもある。黒のボールペンで10種類くらいあるし、バインダー・ファイルも同じサイズで少しずつ違う商品がいくつも並んでいる。それらが全部、自分の要求品質を満たしていると思うのはちょっと難しい。

以下は今までに遭遇した不便・問題などを個人的な範囲でまとめてみたものである。古いものもあるため、今売られている商品で同じことが言えるのかはわからない。確率で不良品に近いものを引いただけかもしれない。また、品質に関しては、人によって許容限度が違うので「その程度なら気にしない」という人もいるかもしれない。あと、100円より高ければ問題を回避できるかというと、経験上そうでもない。だから「100均を避けろ」という趣旨は含んでいない。

まあ、半分は「買い物に失敗した」というグチである。

文房具

  • 付箋
    • くっつかない。
    • 丸まって貼った面から浮くものがある(内容が見えなくなる)。ノートに挟みこんで使うときには問題ない。
    • 文字や絵柄が横向きの付箋(本の右ページに貼った時と左ページに貼った時で絵が逆になり、気になる)。これは100円以外でもある。
    • 「→」という矢印付箋で、矢印の根元側がのり面(!?)という商品があった。
    • 糊のついている部分が水性ペンをはじくことがある(糊が油性のため?)。
    • なお、ポストイットはそういう問題が発生したことがほとんどない。
  • B5ノート
    • B5など学習ノートは30枚5冊200~円で市販されているので、コスパだけ見ると損なことがある。
    • メーカーのノートよりも光を反射してやや見にくいことがある(個人差)。
    • 水性ペン・ボールペンを使うとちょっと引っかかるように感じる(個人差)。シャープペンでは差を体感したことはない。
  • プラスチック下敷き
    • 1枚は波々にゆがんでしまった。使えてはいる。
    • 透明下敷きは若干黄色くなっている。
  • 三画定規
    • 目盛りの開始位置が角ピッタリではなかった(角から1cmくらい離れたところに0目盛りがある)。
  • バインダー・クリアファイル
    • メーカー製のはしっかりしているので斜めに倒しても曲がらないが、100円のでは表紙が軟らかく、ブックエンドなどで支えておかないと中身が曲がってしまうことがある。大事にしたい資料の場合は曲がってほしくない。
      • 中身をたくさん入れたり、厚紙・プラ板を入れて補強するなど対策はあるが、「しっかりしていて曲がらないメーカー製の」が200円未満から存在する。
  • シール
    • 台紙からなかなか剥がれないものがあった(シール自体に問題はない)。
  • メモ帳
    • これも品質には問題ないのだが、パッケージに「A7サイズ」と書いてあるB7メモ帳に遭遇したことがある(B7を探していたので問題はなかった)。
  • タッチペン
    • 文字入力やブラウザ選択には不便しないが、手書き入力に使うと線が途切れて思うように書けない。
    • ゴム製でも導電繊維製でもあまり違いを感じなかった。
  • 万年筆
    • 万年筆としては問題ないが、付属のインクの乾きが遅いように思う。インク交換で改善するかもしれない。
  • 段ボールA4ファイルケース
    • 重いものを入れたら接着剤が取れた(貼りなおした)。
  • 文庫本カバー
    • 横幅サイズ変更ができないタイプのものは厚い本に使えない、ということが分かった。

手芸・DIY

  • 木工ペイントニス
    • 厚塗りしたらべとべとで指紋が付くようになった。
    • パッケージにも書いてあるが耐水性ではない。濡らしてこすると色が写る。湿気っているときにも危ない。
  • 工作ニス
    • 長期保管でひび割れと黄変。
  • レジン
    • はずれを引いたのかもしれないが、晴れた日に一日日光にさらしてもベトベトだった。結局ニスを塗った。
    • セリアは大丈夫だったが、ダイソーで遭遇。

生活用品

  • マグネットフック
    • マグネットが外れた(接着剤があれば修理できるため問題ない)。
  • 突っ張り棒
    • 高い製品よりは耐荷重が低いため、あれもこれもと荷物を増やすと許容量を超えやすい。たとえば耐荷重3kgで冬物ジャケットなどをいくつもかけると落下する。使い方の問題。
  • 綿棒
    • 綿が少ないのか、やや硬い。
  • 小物ケース
    • 菓子箱やティッシュ箱で足りる。
    • 何となくデザインで買ってしまうとサイズがバラバラになって苦労する。仮置きで菓子箱を配置してそのまま買わずに終わるパターン。

まとめ

100円でなければ買わなかったものも多いので、一概に全部後悔しているわけでもない。文句はあるが。

これらの感想をもとに、次も100円で買うか、高いものにレベルアップするか、もっと安いのを探すか、というのを考えていこうと思う。